コラム

円滑な組織運営には「なぜ相手がそう思うのか」を考えることが大切2017年12月21日

みなさんこんにちは、専務理事の秋田英幸です。

テーブルごとに相撲協会騒動に対する見解を話し合ってみると・・・

商工会議所組織では、トップのことを会頭、それを補佐するのが副会頭という役職名で呼びます。先日、大阪北部の商工会議所の会頭・副会頭たちが集まって懇親を深める北部ブロック正副会頭懇談会が千里阪急ホテルで開催されました。その際、余興として「テーブルごとに相撲協会騒動に対する見解を話し合おう」ということになりまして、この問題の注目度が伺えました。
 
組織を代表するような方が集まるこうした会合においては、概ね貴乃花親方はやり過ぎだという意見が大勢を占めるようです。一方で、ネットなどを見ていると、若手世代の投稿は、「よくやった!貴乃花親方」というのが主流のようです。

評論家によると、こうした年配層と若年層の意見の違いは、自らの経験に照らし合わせ「組織人としてあるまじき」と考える年配層と、閉塞した社会に不満を抱いた若年層の「勇気ある改革者」と捉える意識の違いと論じられているようですが、私は違和感を覚えています。

ちょうどこうした層の中間にあたる私は、年配層と若年層のジェネレーションギャップというより、問題の見え方の違いであるのではないかと考えています。この騒動には二つの問題が介在していますが、それを一つのものとして議論されているために起こったのではないかというものです。

・ひとつは、貴乃花親方が相撲協会の意向に反して、被害届を警察に提出したということ。

・もうひとつは、被害届を警察に提出したことを理事の立場であるにもかかわらず相撲協会に報告しなかったということ。

この二つの問題が同一の土俵で語られていることで、話がややこしくなっているもので、これは世代間相違というより、そもそもの問題の認識相違ではないかと思っています。

見え方が違うことに基づく問題の認識相違

これは私たちの組織でもよく起こります。私たちは「最近の若者は…」と世代間相違と捉えているが、実態は見え方が違うことに基づく問題の認識相違であったりします。特に世代が違う層に対してはこの問題の認識相違が世代間相違とすり替えられて議論されているように感じます。

『7つの習慣』(ティーブン・R. コヴィー、キングベアー出版社)には「理解してから理解される」という言葉があります。

双方が自分の価値観に基づき論じている間は解決しない問題も、相手が問題のどこを見ているのかを確認し、お互いが立場を理解すると、これまで想像もしなかった解決策が思いつくこともあります。意見の相違が発生する場合はまず、「なぜ相手がそう思うのか」を考えてみることが、円滑な組織運営につながります。

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