コラム

平成29年1月度の箕面景況調査2018年03月01日

平成28年4月より市内小規模事業者様を対象に、景況調査を実施いたしております。

平成30年1月の箕面の景気の実感は、下記のグラフのようになりました。年が明けて良い・変わらずの割合が増えてきたように感じますが、事業者様それぞれお悩みがあるようですが、販路開拓や、コスト削減、事業承継など課題に取り組まれているようです。


去年の今頃と比べた景気の実感:良い(55%)

理由はわからないが売上が大変増加している。週末は人が足りないほど。特に日替わりの商品の売れ行きが良い。(小売業)

電気工事業の受注もさることながら、普段受注の少ないサービスの引合もあった。(建設業)

脅威はAI(人工知能)。遠くない未来、当社の仕事はAIに奪われるだろう。(サービス業)

大口受注によって、収益は過去最高となる見込み。人材確保が課題。(建設業)

「消費税が増税する前に注文しとこう」という、いわゆる「増税特需」によって受注が大きく増加。逆に増税後の冷え込みが心配。(建設業)

ようやく売上が向上し去年よりは良いものの苦しい業況。創業時の事業計画の見通しが甘すぎた。(サービス業)

去年の今頃と比べた景気の実感:変わらず(18%)

社長が高齢となり、継ぐ人がいなければ廃業するしかない。(建設業)

人に客がつく業界のため従業員が独立する際は顧客が減少する傾向。しかし、遠方の学校から従業員を採用しているため、Uターン開業が多く、顧客離れは比較的少ない。(サービス業)

去年の今頃と比べた景気の実感:悪い(27%)

灯油を販売しているので、需要はあるが微々たるもの。業況はよくないので、固定費を見直しているところ。経理事務を税理士に依頼せず、自分で頑張ろうかと検討している。(小売業)

口コミでの来客が主であるが、客足が減っており、段々売上が落ちている。インターネット等での集客もしていないため同業他社に比べて弱い部分がある。(サービス業)

受注は減少している。あっても小口モノが多い。業界的には人手不足。腕の良い職人さんの取り合い。同じ現場で大工さんと出くわし、資材を運ぶ仕事を手伝って欲しいと言われたほど。(建設業)

【補助金を使ってタブレットが使えるレジシステムを導入する】

さて、今回の事業者様の声の中から「理由はわからないが売上が大変増加している。」というコメントに注目してみましょう。

ピーター・ドラッカーは多くの人が問題ばかりにとらわれ、成功には目を向けないと言っています。予期せぬ成功こそもっとうまくやれないかを考えるべきであると。ただ、現状の分析をしようにも多品種を扱っているお店ほど何が売れているのかを把握しづらい傾向にあります。その対策の一つとして補助金を活用してみてはいかがでしょうか。

ただいま消費税軽減税率対策補助金が公募されています。ざっくり説明すると消費税増税後も軽減税率の8%で販売する商品を扱っている事業者様を対象に、8%の計算をしてくれるレジを導入する場合補助金を出しますよ、というものです。この補助金はこれから8%の商品を取り扱う事業者様も対象となっておりますので、「飲食店でテイクアウトや出前を始める」や「美容室で健康食品やサプリメントを取り扱う」などこれから対象事業者になることも可能です。

実際に何がよく売れているのかを把握することは、事業を進めていくうえで間違いなくプラスになります。データを取ってみたら売れ筋だと思っていた商品が違ったという事例もあります。この機会にレジシステムの導入について検討してみてはいかがでしょうか。

箕面商工会議所では、軽減税率対策補助金に関する相談を無料で受け付けております!


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