コラム

「働き方改革」の担い手となるテクノロジー(AI、IoT、RPA)の現状について2018年05月14日

こんにちは、専務理事の秋田です。

近年、RPA(Robotic Process Automation)という言葉が注目されています。RPAとは、単純業務を自動化する仕組みで、AI(人工知能)とは違い膨大なデータを分析し学習することはありませんが、その反面安価で導入できるというメリットがあります。AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット接続)とこのRPAが“働き方改革”の担い手として注目されています。

そこで、AI、IoT、RPAの展示会を覗いてきました。その中で私が注目した技術を何点か列挙します。

年齢や性別を自動判別するカメラ

スーパーの来客者分析などに活用され、VIPの来店や、万引き常習犯などの人物の見極めなどに需要があるそうです。
スーパー以外でも、オフィスビルのエントランスや、介護施設などでも活用可能です。
カメラでは私は30代男性と判別されました。まぁ、実年齢より若く見られたのでよかった・・・。


パソコンのプラウザ上の作業を自動で操作

ECサイトを開いて必要な情報を自動ダウンロードしたり、自動で軽作業をするソフト。これがいわゆるRPAに該当するのですが、パソコンが勝手に動いて自動処理する姿はパッと見誰かが遠隔操作しているようでした。


カメラ&モニター付き眼鏡で遠隔指示

工事現場や工場などで、カメラ付き眼鏡をつけた現地スタッフの映像を見ながら、眼鏡についたモニターで現地スタッフへ指示を出すことで、ベテラン作業員が現場にいなくても対応できるツール。
実際このカメラの内側モニターに本部からの指示が映し出される様子は、まさにSF映画の世界。


現状と今後の展望は・・・

このように、人手不足を補うための様々なITツールがありましたが、正直なところ現段階ではどれも“帯に短し襷に長し”といったところで、使えそうなツールはあるものの、費用対効果を考えるとまだまだ手作業のほうが効率的じゃないかというのが率直な感想でした。

ツール自体は中小企業でも利用されているそうですが、まだまだ大手企業の業務効率化をイメージしたものがほとんどで、今後コストダウンや自社の課題にドンピシャで合致するツールが出れば検討の価値はあると思います。

特にRPAについては個人的に研究したいと思うほど大きな可能性を秘めたものでしたので、引き続き、状況を注視して皆様にご提案できそうな良いツールがあればご紹介させていただきます。


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