コラム

平成30年6月度 箕面景況調査2018年08月02日

平成28年4月より市内小規模事業者様を対象に、景況調査を実施いたしております。

平成30年6月の箕面の景気の実感は、今回の調査では、紹介をもとにうまく事業をしている方が多かったように思います。

去年の今頃と比べた景気の実感:良い

商工会議所の職員さんから財務等の経営学を学んでいる。もっと早く勉強しておけばよかったとも思うが、逆に言うと、今、知れてよかった。(小売業)

去年開店した店舗の認知度向上が課題。(小売業)

人材育成に悩み。事業を任せたいのだが。(サービス業)

徐々に軌道に乗り始めているがまだまだ厳しい。会議所に相談に乗ってほしい。(建設業)

去年の今頃と比べた景気の実感:変わらず

紹介によりお仕事をいただいている。紹介してもらえる仕組みづくりが大事。(サービス業)

同業者の廃業が多く、人手不足の問題はあるが、紹介などから仕事には困らない状況。(建設業)

キャッシュフローの管理を徹底してやってきたことが、細々とではあるが、当社が長くやってこれた要因の一つだと考えている。(卸売業)

去年の今頃と比べた景気の実感:悪い

市場の流通システムが変わってきており、従来のやり方ではビジネスが成り立たなくなってきた。(サービス業)

リピーターの減少など、全体的に売上が落ち込んでおり、早急に手を打つ必要がある。(小売業)

非常に厳しい業況。この状況を打開するための打ち手を模索しているが、まずは資金繰りが課題。(製造業)

紹介したくなるように人に動いてもらうためには

さて、紹介したくなるように人に動いてもらうにはどうすればいいか、気になりませんか?

デニス・リーガンという博士が行った実験があります。ある偽の実験に2人参加していました。うち1人は博士が用意した仕掛け人です。仕掛け人が偽実験の休憩時間にジュースを買いに出るのですが、真の実験として自分の分だけを買って戻る場合ともう一人の被験者の分も買って戻る場合を用意しました。その後で、仕掛け人は被験者に「宝くじを買ってくれないか」と持ち出します。この実験を人を変えて、くり返した結果ジュースをもらった人達は、もらえなかった人達に比べて平均で約2倍の枚数を購入したそうです。仕掛け人を好意的に感じるかもアンケートしましたが、好意的に感じているかどうかは実験結果に影響を与えませんでした。

「先にギブ」が人を動かす

以上の実験は「影響力の武器:なぜ、人は動かされるのか」(著:ロバート・B・チャルディーニ)に返報性として紹介されています。人は自分のために何かをしてもらったと感じると、無意識に相手に報いたくなるという心理作用があるそうです。この「返報性」に紹介をもらえるコツがあると考えます。テイクアンドギブという言葉には違和感を覚えませんか?このように「先にギブ」をする、つまり紹介を受けたい相手に対して何ができるかを考えて、先にしてあげることが肝要です。実際に紹介を中心に活動されている方は、先に紹介してあげるなど、意識的または無意識的に「先にギブ」の行動をされています。他にも紹介からの仕事を得るためには、「しかるべき時に思い出してもらうには?」など考えるべきことがあります。

箕面商工会議所では、紹介による販路支援戦略立案に関する相談を無料で受け付けております!


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