コラム

「GLAY(グレイ)」に学ぶ「誰もが入りやすいお店」とは?(後半)2019年04月24日

中小企業相談所の藤本です。

さて、後半。
前回の質問、答えはわかりましたか??

スターバックスと個人経営の喫茶店では、なぜ、お店に入る「抵抗感」が変わるのでしょう。

実はこの問題、損失回避性や単純接触効果など、答えはひとつではありません。いじわる問題でした。へへへ。

でも、「要するに」という答えを出せと言われると、前半のGLAYを絡めたキーワード、「敷居が高いか低いかの差」ですかね。

初めて行く個人経営の喫茶店は、

「どんな店主なの?怖い人だったらどうしよう?」
「お店の中ってどんな感じなの?トイレは綺麗かな?」
「私しか客がいなかったら気まずいなあ・・・」
「コーヒーは美味しいのかな?」
「ぼったくり価格だったらどうしよう・・・」

など色々不安になり、店に入るのって、結構勇気がいります。敷居、高いです。

一方、スタバはメディアから情報が流れてきますし、お店の内観も、商品も、価格も、大体イメージがつきます。敷居、低いです。

けれども、例えば、ここに新たな選択肢

①スターバックス(あるいはドトール、サンマルクカフェ等)
②藤本が経営する「ロックカフェ 『フージーマウンテン』」※フィクションです
③全く知らない個人経営の喫茶店
④幼いころからの大親友が頑張って個人経営している喫茶店

があればどうでしょうか。「④」選びません?

大きな理由は、①よりもさらに敷居が下がったからです。
と、いうことは、極端に解釈すると、「敷居の低さ」を極めれば、個人経営のお店が大手に勝てる可能性が有るということです。

箕面商工会議所が毎年開催している「100円商店街」という小規模事業活性化イベントも、それが主たるねらいです。

いつも気になってる箕面の古風な喫茶店・・・入ってみたいけど、勇気が無い・・・」という見込み客に対して、100円商店街は、「箕面のまちのイベントで、今日だけは100円で入れるの?いってみよう!」と、敷居を下げることができます。※箕面100円商店街にご興味のある方はご相談ください

とはいえ、「とにかく敷居を下げ続ける」という戦略もNGですよね。

「敷居の低さ」は、考え方によっては、前回お話しした「ブランド作り」と天秤のような関係にあります。このあたりのバランスの見極めこそが、商人のセンスであり、商売の醍醐味でしょう。(わたしがご支援しているお店の中には、逆に「敷居を上げる」という戦略をとっているところもあります)

GLAY、あるいは、貴店の敷居を低くする方法について語り合いたい方は藤本まで。お待ちしております。

ちなみにわたしは、GLAYの中では、「ビリビリクラッシュメン」という曲が一番好きです。ギターリフ(繰り返されるフレーズ)が超かっこいいし、歌詞も突っ込みどころ満載で笑えるし、サビも気持ちよくて・・・って、語り出せばページが足りませんが、とにかくノリノリで楽しめる曲ですので是非御一聴下さい!

さらにこの曲、よーく聴いてみると、随所に流れる不思議なサウンドエフェクト、間奏の不協和音、ギターソロが電子銃(?)の音に変化、などなど、かなり実験的な試みがなされています。

「敷居が低くて入店し(聴き)やすい。一度入ってみたら、お店(曲)の魅力にハマってしまって、何度も来店し(聴き)たくなる」

個人商店のお手本のような曲。それが「ビリビリクラッシュメン」ではないでしょうか!

 

藤本太恒のコラム


 

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