BUMP OF CHICKENに学ぶ「ストーリー」のあるパンフレットの作り方2019年08月14日
中小企業相談所の藤本です。
趣味は音楽鑑賞とギターです。音楽はなんでも好きです。特にロックが好きです。と、いうことで、ここでは、オススメのロックを紹介していこうと思います。ついでに、一応、経営の話も絡めていきます(笑)
第二部の4回目に紹介するオススメロックは、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)です。
BUMP OF CHICKEN(以下バンプ)は96年に結成された4人組のロックバンドです。大ヒット曲の2ndシングル「天体観測」は超有名ですね。我々の世代が集まってカラオケに行くと、だいたい誰かしらが天体観測を歌っています。
さて、バンプのいいところはいっぱいありすぎて、語りつくせないのですが、「どれかひとつ挙げて!」と問われると、わたしの場合は「ストーリー性」を一番にあげます!
フロントマンである藤原基央さんの書く詞は、物語調になっていることが多く、例えば、
などなどです。どの曲も、心地いいリズムと共に、情緒あふれるストーリーが展開されます。
そんな中でもわたしの選ぶベストは、「かさぶたぶたぶ」という曲。こんな風にはじまります
「僕はかさぶた 君の膝小僧 擦りむいたトコから 生まれた」
・・・そう、なんと、この曲は「かさぶた」を擬人化させ、主人公にした歌なのです!
自分の生みの親(?)である少年の笑顔がみたくて、やきもきしている「かさぶたくん」の物語。それが「かさぶたぶたぶ」。
当然ですが、彼はかさぶたなので、傷が治ると消えてしまいます。
といって、かさぶたくんが去っていってしまうところ、ほんと泣けるんですよ。
っていうか、すごくないですか、この発想とストーリー!こんな詩人、宮沢賢治以来、いただろうか!いや、いない!(反語)
そんな神曲「かさぶたぶたぶ」は「orbital period」というアルバムに収録されていますので、是非御一聴下さい。
さて、経営においても「ストーリー」を意識することはとても大切です。なかでも「お客様が商品を購入するまでのストーリー」を描くことは特に大切です。
この考え方については、「AIDMA(アイドマ)」「AISUS(アイサス)」「カスタマージャーニー」「5A」「パソナの法則」・・・など、様々なフレームワークが提唱されていますが、これらは要は、顧客の購買行動を段階的に(ストーリーに)分けて考えようというものです。
せっかくなので、一番有名なAIDMAを勉強してみましょう。
AIDMAは次の5話から構成されています。
第一話「A」ttention(注意)→(消費者は、)まず、自宅に投げ入れられたチラシを見て「へえ!なにこれ!」と思う
第二話「I」nterest(関心)→次に、ネットでその商品を調べたり、クチコミを調べたりする
第三話「D」esire(欲求)→これらをふまえて「欲しいなあ」という気持ちがわいてくる
第四話「M」emory(記憶)→「きっかけがあれば買おう」と心に留める
第五話「A」ction(行動)→そんな時「キャンペーン中」のチラシが再び届き、購入する
って感じです。
販売促進においては、AIDMA(に限らず他のフレームワークでもいいですが)ストーリーを常に意識しておくことが大切です。
逆に言えば、ストーリーを意識していない販促品の効果は低いです。
例えば、わたしが事業者様のチラシを添削する際、一番よく見る失敗パターンが「ストーリーのつめこみすぎ」です。
「一気にAIDMAの第五話までもっていこう!」という意気込みの入ったチラシは(意気込み自体は良いのですが)、結果として情報過多のチラシになってしまいます。文字が多いチラシになってしまうと、「読むのがめんどくさい」という理由でゴミ箱行きになってしまう可能性が高いです。
ただ、これも逆に言えば、『「へえ!」と思わせる』=『AIDMAの第一話をみせる』という点に絞ってチラシを作れば効果が高いということです。
そしてもっと細かくいえば、そのチラシ自体も『消費者が最終的に「へえ!」となるまでのストーリー』を意識したデザインであれば、より効果が高くなるということです。
バンプについて、また、バンプのようなストーリー性を意識した経営について語り合いたいお方は藤本まで。お待ちしております。
趣味は音楽鑑賞とギターです。音楽はなんでも好きです。特にロックが好きです。と、いうことで、ここでは、オススメのロックを紹介していこうと思います。ついでに、一応、経営の話も絡めていきます(笑)
第二部の4回目に紹介するオススメロックは、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)です。
BUMP OF CHICKEN(以下バンプ)は96年に結成された4人組のロックバンドです。大ヒット曲の2ndシングル「天体観測」は超有名ですね。我々の世代が集まってカラオケに行くと、だいたい誰かしらが天体観測を歌っています。
さて、バンプのいいところはいっぱいありすぎて、語りつくせないのですが、「どれかひとつ挙げて!」と問われると、わたしの場合は「ストーリー性」を一番にあげます!
フロントマンである藤原基央さんの書く詞は、物語調になっていることが多く、例えば、
・亡き名付け親の願いを叶えるために奮闘する黒猫の物語「K」
・孤独なライオンが、ある友に出会って変わっていく物語「ダンデライオン」
・「僕」の大好きな「君」が電車に乗っていってしまう物語「車輪の唄」
などなどです。どの曲も、心地いいリズムと共に、情緒あふれるストーリーが展開されます。
そんな中でもわたしの選ぶベストは、「かさぶたぶたぶ」という曲。こんな風にはじまります
「僕はかさぶた 君の膝小僧 擦りむいたトコから 生まれた」
・・・そう、なんと、この曲は「かさぶた」を擬人化させ、主人公にした歌なのです!
自分の生みの親(?)である少年の笑顔がみたくて、やきもきしている「かさぶたくん」の物語。それが「かさぶたぶたぶ」。
当然ですが、彼はかさぶたなので、傷が治ると消えてしまいます。
「さよならだよ」
「シアワセだよ」
「生まれた場所が この膝小僧で 良かった」
といって、かさぶたくんが去っていってしまうところ、ほんと泣けるんですよ。
っていうか、すごくないですか、この発想とストーリー!こんな詩人、宮沢賢治以来、いただろうか!いや、いない!(反語)
そんな神曲「かさぶたぶたぶ」は「orbital period」というアルバムに収録されていますので、是非御一聴下さい。
さて、経営においても「ストーリー」を意識することはとても大切です。なかでも「お客様が商品を購入するまでのストーリー」を描くことは特に大切です。
この考え方については、「AIDMA(アイドマ)」「AISUS(アイサス)」「カスタマージャーニー」「5A」「パソナの法則」・・・など、様々なフレームワークが提唱されていますが、これらは要は、顧客の購買行動を段階的に(ストーリーに)分けて考えようというものです。
せっかくなので、一番有名なAIDMAを勉強してみましょう。
AIDMAは次の5話から構成されています。
第一話「A」ttention(注意)→(消費者は、)まず、自宅に投げ入れられたチラシを見て「へえ!なにこれ!」と思う
第二話「I」nterest(関心)→次に、ネットでその商品を調べたり、クチコミを調べたりする
第三話「D」esire(欲求)→これらをふまえて「欲しいなあ」という気持ちがわいてくる
第四話「M」emory(記憶)→「きっかけがあれば買おう」と心に留める
第五話「A」ction(行動)→そんな時「キャンペーン中」のチラシが再び届き、購入する
って感じです。
販売促進においては、AIDMA(に限らず他のフレームワークでもいいですが)ストーリーを常に意識しておくことが大切です。
逆に言えば、ストーリーを意識していない販促品の効果は低いです。
例えば、わたしが事業者様のチラシを添削する際、一番よく見る失敗パターンが「ストーリーのつめこみすぎ」です。
「一気にAIDMAの第五話までもっていこう!」という意気込みの入ったチラシは(意気込み自体は良いのですが)、結果として情報過多のチラシになってしまいます。文字が多いチラシになってしまうと、「読むのがめんどくさい」という理由でゴミ箱行きになってしまう可能性が高いです。
ただ、これも逆に言えば、『「へえ!」と思わせる』=『AIDMAの第一話をみせる』という点に絞ってチラシを作れば効果が高いということです。
そしてもっと細かくいえば、そのチラシ自体も『消費者が最終的に「へえ!」となるまでのストーリー』を意識したデザインであれば、より効果が高くなるということです。
バンプについて、また、バンプのようなストーリー性を意識した経営について語り合いたいお方は藤本まで。お待ちしております。