コラム

ゆず鍋で学ぶ「PDCAサイクル」(前半)2019年12月10日

中小企業相談所の藤本です。料理ができたらかっこいいな、という憧れを持っていますが、料理力は甚だ脆弱です。

さて、前回のレポートの通り、過酷な山道を登り、箕面ゆずを収穫してきました。


かわいい!

で、せっかく手に入れたこの箕面ゆずをなにかしら美味しい料理に変身させたい、と思ったのですが

・・・

「ゆずってどうやって料理に使えばいいんだ・・・」

とりあえずスライスして、鶏鍋に放り込んでみました。

こんな感じ。


まあ・・・見た目はあれですが・・・

これが・・・

なんと・・・!

・・・割とうまい( ゚Д゚)

鶏鍋にめちゃくちゃ香りのいいポン酢をぶっかけた感じです。
うーん、だがこの鍋・・・さらに美味しく改善できるはず・・・

さて、ここからが中小企業診断士・藤本太恒の本領発揮です。

企業経営理論で培った「PDCAサイクル」を回す時が来ました。

PDCAサイクルとは、レジェンド経営コンサルタントWilliam Edwards Deming氏(1900年-1993年)が体系化させた、改善手法です。



モノを作るときは、

 P[plan]計画を立てて

 D[do]実行して

 C[check]評価して

 A[act,action]改善する

で、もう一回「P」に戻ってまた「D」して・・・と、いう感じに、PDCAサイクルをクルクルクルクル回していくことによって、品質が継続的に改善され続けていく、というわけです。


元々は品質改善に用いられていた手法ですが、今ではあらゆるプロジェクト管理に用いられています。

と、いうか、会社勤務の方たちあれば、上司や経営陣から「PDCA、PDCA、PDCA、PDCAPDCAPDC・・・」とゲシュタルト崩壊するくらい言われている方たち、少なくないのではないでしょうか。そう、なぜか世界の中でもとりわけ日本人はPDCAサイクルが大好きです。(改善がお家芸、という国民性もあるかもしれません)

いずれにせよPDCAが日々の仕事に大事なのは間違いありません。わたしも日頃、支援者の方々に「PDCAサイクルを回すことが・・・」なーんて、偉そうに言ってしまうことがありますので、自分が回せないと話になりません。

と、いうわけで、ゆず鍋に話は戻ります。
先の鍋の「C(評価)」と「A(改善)」としては

①風味が素晴らしいが、素晴らしすぎる(風味のききすぎ)⇒風味を改善

②ただでさえあっさりの鶏鍋が、さらにあっさりに⇒あっさりを改善

③なんか見た目がいまいち⇒見た目を改善

④【重要】ビールに合わない⇒お酒を改善

この4点です。

そして、二週目の「P(計画)」を以下の通り、立案します。

①に対しては
⇒スライスしたゆずを投入するタイミングは、鍋ができあがって、火を止めたタイミング。そこから、ふたをして軽く蒸らす程度にとどめてみる。

②に対しては
⇒肉は油ののった豚肉にしてこってり感のある鍋にする。

③に対しては
⇒野菜をにんじんと青ネギ中心に。ゆずと相まって、赤・青・黄のコントラストが美しいのでは。

④に対しては
⇒これは日本酒にすべき!!

で、二週目の「D(実行)」の結果・・・

これが・・・

なんと・・・!!

後篇に続く!!

 

藤本太恒のコラム

 

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