コラム

令和3年4月度 箕面景況調査について2021年06月30日

平成28年4月より市内小規模事業者様を対象に、景況調査を実施しております。令和3年5月の箕面の景気の前年比実感は、下記グラフのようになりました。感染者数の増加が消費者に不安を与えたようで、外出自粛ムードは一層高まっていたようです。箕面市では6月11日から16歳から64歳の方にワクチンの接種券が発送されました。ワクチンの接種がもとの経済状況への回復につながることを願ってやみません。詳細は下記コメント欄をご覧ください。


去年の今頃と比べた景気の実感:良い

昨年は休業期間があるため、昨年よりは売上がある。例年比較では悪い。 (サービス業)

去年の今頃と比べた景気の実感:変わらず

通販なので昨年とあまり変わらない。 (サービス業)

大きな店舗が閉業しているため、季節需要が小店舗に集中している。 (小売業)

去年の今頃と比べた景気の実感:悪い

海外、国内、共に出張できず、クロージングできない。打撃を受けているのは飲食店だけではない。 (サービス業)

生活必需商品を売っているため、コロナの影響は小さいほうだと思う。 (小売業)

コロナ需要をねらって、他業種が次々と自社の市場に参入してきており、競争が激しくなった。 (小売業)

時短営業の影響で、売上が約半分になり、支援金をもらってもマイナスになる。 (飲食業)

コロナ禍で、対人接触機会を減らす取組をし安全安心をアピールしているが、そもそも外出している人が少ない。(サービス業)

緊急事態宣言を受け、完全オンラインにて講座を実施しているが、会員数が減少してきている。 (サービス業)

昨年はリアルも来ていたが、今年は感染を警戒している方が多く外出を控えている。そのため、オンラインやSNSに注力をしており、オンラインサロンをはじめた。 (サービス業)

オリジナル商品がないなら︖交流価値の大切さについて

先日、「自社にはオリジナル商品がないからインターネットでは商品が売れず価格競争に陥る」という相談を受けました。量販店と比べると高くても、リアル店舗で売れていた商品です。リアルとネットで異なる点を分析すると販売員の不在が挙げられます。販売員が顧客の課題を聴き出し、最適な商品をお勧めしたから売れたと考えられます。実際顧客の立場になったとき販売員とコミュニケーションを十分に行った買い物は、他店で多少安く販売されていても「安いな」と思う程度で、満足度が下がらない経験はありませんか︖ それはコミュニケーションバリューを得ていたからです。よってなんとかコミュニケーションをとれる状況まで持っていくことが大事です。まだ見ぬ方にこのお店に相談したいと思わせるには、その分野の専門家であると感じさせることが大事です。そのためにはホームページではお悩みを解決した事例を紹介することが良いのです。
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