コラム

令和3年9月度 箕面景況調査について2021年11月02日

平成28年4月より市内小規模事業者様を対象に、景況調査を実施しております。令和去年の今頃と比べた3年9月の箕面の景気の前年比実感は、下記グラフのようになりました。詳細は下記コメント欄をご覧ください。


去年の今頃と比べた景気の実感:良い

今年は緊急事態宣言の影響が少ない。 (サービス業)

事業ドメインを再定義したことで、商品開発に軸ができ、好循環が生まれている。 (小売業)

去年の今頃と比べた景気の実感:変わらず

営業できると思ったそばから緊急事態宣言延長。 (飲食業)

お酒も出せず営業時間も短く、店内飲食は非常に厳しい。テイクアウトと時短協力金でなんとか持ちこたえている。(飲食業)

去年の今頃と比べた景気の実感:悪い

新市場開拓のファーストステップを持続化補助金で実施する予定。 (建設業)

コロナ協力金について嘘か本当かわからない話が飛び交っており、本当のことを教えてくれる場所として会議所を頼りにしている。 (飲食業)

箕面商工会議所に認定してもらった事業計画書が再構築補助金に採択された。本事業をきっかけに V字回復をめざす。 (小売業)

持続化補助金により販売強化できたが、それでもなお客足が遠い。 (飲食業)

目に見える感染者増加が外出を制限させたか、8・9月は特に売上が悪い。 (卸売業)

雨が多く、お客さんが少なかった。 (小売業)

オーダー商品はコロナの影響を受けていないが、卸先の小売店にお客様が戻らず売上が減少している。 (卸売業)

お客様の信頼残高について

「信頼残高」とはスティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』にある「第4の習慣」の中で登場する考え方です。信頼は銀行口座にたとえられ、預け入れや引き出しが可能で悪いす。『7つの習慣』には信頼残高を増やすには、相手を理解することとあります。相手を一番のお客様と置き換えれば、これは経営判断に活用できます。

たとえば、「激辛地獄カレー」を出すお店があるとします。認知されるにつれて、そのお店のレビューに「辛すぎる」という声が増えてきました。ここで「辛さをマイルドにするかどうか︖」ですが、マイルドにするという行動は、辛さを求めるお客様の信頼残高を減らす行動になり、辛さを求めるお客様を失います。そしてそもそも「辛すぎる」とレビューした人が再来店する可能性は低いでしょう。何か行動するなら辛さそのままで、別の旨味を追及するという選択が考えられます。このように一番のお客様以外の声は割り切って無視し、一番のお客様にとって「ナイスですね!」と思えるような判断をし続けることが重要で、一番のお客様の信頼残高を増加させることに繋がります。一番のお客様の理解した経営を行うのが良いでしょう。

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