コラム

持続化補助金のポイント ~商工会議所と腰を据えて事業計画書をつくる~2022年06月03日


「持続化補助金」は、申請要件を満たせば給付される「事業復活支援金」や「時短協力金」等と、その特性が大きく異なっており、事業計画書の質によっては不採択となります。事業計画書作成については箕面商工会議所の経営指導員が伴走支援し、また、指導員の添削を受けながら時間をかけて作成した計画書ほど採択されやすい傾向にあります。次回締切までまだ十分な準備期間がありますので、ぜひ、今(6月上旬)から相談所にご相談ください。

「持続化補助金」について

【実際に持続化補助金が採択された会員事業者さまの事例】

A店(小売店)
従業員:1名 店舗規模:15㎡ 業歴:箕面市で10年以上

課題1

客の来店頻度が減ってきており、集客するきっかけを作ることが課題。

課題解決の取り組み
A店の商品を購入したお客様が感じた価値の「体験」をストーリー仕立てにし、冊子を作成。既存・新規の顧客に配布。

効果
既存顧客のリピート、新規顧客の獲得。また、お客様が冊子を活用し、A店を紹介(おすすめ)しやすくなった。

課題2

商店街の奥まった場所にあり、老舗にもかかわらず近隣のお客様からは「長く住んでいるが、近くにこんなにいい店があるとは知らなかった。もっとアピールすべき」という声をもらう。また、遠方から来店されるお客様も、迷われて電話がかかってくることが多い。よって、課題は店舗認知度の向上。

課題解決の取り組み
交通量の多い道路沿いに目立つ看板を作成・設置。

効果
視認率が向上。具体的な効果としては、既存のお客さまが「ほら、あの黄色の看板があるところ。おすすめだよ」と紹介しやすくなった。また、新規のお客様が迷われることもなくなった。

補助金の対象経費

①パンフレットのデザイン費・企画費・印刷費・配布費を「広報費」で計上。
②看板のデザイン費・作成費・設置費を「広報費」で計上。
※いずれも経費の2/3 が補助


A店主の声

「持続化補助金のいいところは、まずは資金面だと思います。わたしたちのような小規模店にとって50万円という利益をねん出し広報費に充てるというのは大変なことなので。また、あらためて自分のお店を考えるきっかけになりました。自社の現状・展望・課題を「事業計画書」として言語化できたことは、頭の整理になりましたし、その後、計画書は銀行や連携取引先との協議の際に活用できました。そしてなにより、頑張って作成した計画書が採択されたときは『自分のお店の頑張りを国が評価してくれた』と感じ、とても嬉しかったです。経営者としての自信がつきました。逆に大変なこともあります。まずは計画書の作成です。いままで本格的に事業計画書を書いたことがなかったので骨が折れましたが、担当指導員のフォローでなんとか完成させることができました。それに、実施後の実績報告も大変でした。国の予算を使うのですから報告をしっかりしないといけないのは当たり前なのですが、慣れない事務作業に時間がかかりました。とはいえ、やはり先に述べたようなメリットの方が大きかったので、実施してよかったなと思っています。」


箕面商工会議所へのアクセス

阪急箕面線牧落駅から徒歩12分
箕面市役所から徒歩1分

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