コラム

令和5年4月度 箕面景況調査について2023年06月01日

平成28年4月より市内小規模事業者様を対象に、景況調査を実施しております。令和5年4月の箕面の景気の前年比実感は、下記グラフのようになりました。5月に入りコロナウイルスの感染症としての扱いも変わり、平常を取り戻していくことを期待します。詳細は下記コメント欄をご覧ください。


去年の今頃と比べた景気の実感:良い

小さな応援チケットをきっかけに、箕面市内のあらゆる地域から来てくれている。 (小売業)

アイテム数増加に伴い、売上も増加。 (卸売業)

ギフト関連商品の調子が良い。 (サービス業)

去年の今頃と比べた景気の実感:変わらず

商売柄、地域の住民さんにご利用いただき今の場所で15年。 (小売業)

常連客の囲い込みに一応は成功している。 (サービス業)

客層が変わった感があるが、客単価、来店数は変わらず。 (小売業)

人込みを避け、地元に行きつけを探す新規客が増えており、今後に期待している。 (サービス業)

不調な商品もあるが、好調な商品もあり、全体的には変わらない。 (小売業)

時期により繁閑はあるが、最近は変わらない。 (小売業)

去年の今頃と比べた景気の実感:悪い

ディスカウントショップに負けている。また、日本酒離れが顕著である。 (小売業)

体験価値の活用方法

コメントで日本酒離れが顕著であるというお悩みを頂きました。確かに農林水産省の調査においても、海外で日本酒人気が高まりつつある一方、国内の日本酒市場は縮小傾向にあります。しかし、量販店に対しビールやチューハイで勝負はできません。個店が戦うには戦場を絞る必要があります。①日本酒好きに選ばれる店づくり②日本酒好きを増やすという方向性が考えられます。今回は①について触れますが、日本酒のスペシャリストとして認知されることが重要です。そこで、店内ポップの充実やSNSでの情報発信を行ってみてはどうでしょうか︖たとえば、日本酒好きの女性が求めている、日本酒にあう料理の紹介が挙げられます。ここでは「日本酒と料理のペアリングを楽しんだ」のみならず「あの店に日本酒の美味しい楽しみ方を教えてもらった」と店自体が体験価値に含まれます。そうすると顧客が考える「日本酒といえば」のグループ(これを想起集合といいます)に入りこみやすくなるのです。

箕面商工会議所ではマーケティングの相談も対応しております。




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